国土破壊者としてのコクド

証券取引法違反(有価証券報告書虚偽記載、インサイダー取引)で、西武グループの総帥・堤義明前会長が逮捕された。財界のドンともいえる立場の堤義明が、こういう形で逮捕されるとは予想もしていなかった。
正直に言って、西武グループはむかしから嫌いだった。立志伝中の人とされる創設者・堤康次郎も好きではないし、その後を継いだ堤義明の経営も嫌いだった。
税金を払わないために、不便な地方にプリンスホテルを建て、ゴルフ場やスキー場などを開発する。あるいは採算のとれないホテルを買収し、プリンスホテルに看板を変える。こういう先行投資的な不採算部門をつくることで、税金を極力支払わない収支決算と続ける。この手法自体には、とくに文句は言わない。株の時間外取引のように、法の抜け穴だと国会でも問題にはされていないし^^;
もっと問題なのは、コクド(国土計画)の乱開発による大規模な環境破壊だ。全国の野山や森林をブルドーザーで破壊し、リゾート地にしていった。一時は、リゾート化で地元経済も潤うけど、いまやスキー場もゴルフ場も利益を出せず、いまでは地元自治体が道路の補修すら放棄しているところが多い。・・・かつては美しい里山だったところの木々を切り倒し、一面の芝を植える。生態系は完全に破壊されている。そして、その芝の上に立て看が立てられる。「自然を大切にしましょう」。・・・頭の悪いリゾート客は、きれいな芝を大切にする。そして、自分が自然に優しい人間なのだと誤解する・・・。
残念ながら、環境破壊に対しての逮捕ではないから、その罪を問われることはないけど・・・。

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