夏王朝は幻ではなかった
一二〇〇年遡った中国文明史の起源
岳南著
翻訳:朱建栄、加藤優子
(柏書房:2,800円+税)
ISBN/ASIN:4760127291
元々、歴史や考古学は好きだけど、どうしてこんな本を読んでいるのか自分でも不思議だ^^;
たぶん、2,3年前に友人の小学生から「封神演義」というマンガを教えてもらい、読んだことがことの始まりじゃないかと思う。
「封神演義」そのものは、中国の代表的な古典だけれど、内容が荒唐無稽すぎるせいか日本ではぜんぜん認知されていない。もちろん、高校の漢文の教科書にも載っていない。主人公と言うべき登場人物が「太公望」であるにもかかわらず、日本人が知る太公望は、司馬遷の「史記」に登場する太公望だけが広く知られている。
この「封神演義」が、なんとマンガやアニメになっていたとはぜんぜん知らなかった。次いで、原作の翻訳本(講談社文庫版三冊)を読み、すっかりその面白さにはまってしまった。そしてさらに、こんな歴史・考古学の専門書まで読むようになってしまった、のではないかと想像している(「封神演義」そのものは、殷・周の時代の物語だけど・・・)。
・・・正直いってこの本は、中国考古学界の動向についての記述が半分を占める。つまり、夏王朝がどういう文化で、どういう統治を行っていたかなどを解説しているのではなく、どのように夏王朝の存在が科学的発掘と研究により証明されたかについて書かれている。その意味では、ちょっと物足りない感じがした。
●いままでに読んだ本は「山の図書館・アメダゼ文庫」を見てください。
BOOK「夏王朝は幻ではなかった」
rainman (2005年8月17日 01:22)
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