先週のことだけど、第87回全国高校野球選手権大会で駒大苫小牧(南北海道)が史上6校目の2連覇した。・・・そして大会終了後に発覚した指導教諭による暴力事件で、処分がどうのこうのともめている。
ふだん、私はプロ野球も観ないし、そもそも野球には興味がない。
さらに言えば、春夏とも高校野球はキライだ。試合をしている高校生たちはまだいい。本当にキライなのは、「大会関係者」と言われる主催運営側の大人たち。・・・坊主頭で白いユニフォームを着ていれば「高校生球児らしい」、スタンドでチアリーダーの女子高生がパンツを出していれば「高校生らしい」と形容する安易さ。そして、一部の有力校が金銭まで使って他地域から選手を集めている実態を無視して、高校野球に「フェアなスポーツマンシップ」という幻影を抱かせ続けるアンフェアな姿勢と無神経さ・・・そんなステレオタイプ的なイメージと狭い価値観。さらに、絶えることのない暴力事件などの不祥事への処罰を高校野球の「教育的意義」などとして行っていることに嫌気がさしている。
実を言うと、私の故郷は苫小牧市だ。幸いにも、卒業した高校は違うけど・・・。出身高校ではなくても、高校野球は「郷土愛」で青春を観るイベントという意見もあるから、その考えに従ってちょっとだけ興味は持っていた。・・・でも、がっかりした。駒大苫小牧の選手のうち何人が地元出身なのかは無視するとして、今回の件には上に示した高校野球の矛盾が吹き出した感じがする。
多くの高校野球部では、いわれない理由で上級生の特権が幅をきかせ、特訓という名のしごき、あるいはイジメが横行している。そして、下級生は上級生にやられた仕返しを翌年、翌々年に繰り返す。そしてこれを「伝統」という名で後生大事に守り続けようとしている。・・・皮肉な言い方をすると、高校野球と不祥事は不可分な関係なのではないかとさえ思ってしまう。高野連は「指導者の暴力がなくならなければ生徒間での暴力はなくせない」というけど、その前に、高校野球に内在する根本的な矛盾や問題を解決しなければいけないのではないか。さて今回の問題に、高野連はどういう判断を下すのだろうか・・・?
