登頂8000メートル
明治大学山岳部十四座完登の軌跡
谷山宏典著
(山と渓谷社:2,200円+税)
ISBN/ASIN:463517171X
世界の屋根といわれるヒマラヤ山脈には、エベレスト(サガルマータ/チョモランマ)を筆頭に8000mを超える山が14座ある。この14座すべてに登った超人的な登山家は、まだ10人程度しかいない。・・・残念ながら、現時点では日本人登山家は一人も達成していない。
この本は、「明治大学山岳部」とそのOB会「炉辺会」のヒマラヤ遠征と「ドリーム・プロジェクト」の記録をまとめた本。ドリーム・プロジェクトとは、明治大学山岳部と炉辺会で団体としてヒマラヤ8000m峰全山登頂を目指すもの。・・・日本人初のエベレスト・サミッターである植村直己をはじめ、多数の8000mサミッターを輩出した明大山岳部ならではのプロジェクトだ。
著者が明大山岳部OBであることと、基本的には明大山岳部の歴代メンバーの登山記録なので、どことなく内輪ネタ的な話も多く、さらに明大山岳部ならではのチームワークなどという自画自賛のような表現も少なくはない。部外者が読んでも面白くないのではないかと思いながら買ってみたけど、実際はけっこう面白かった。・・・「明大山岳部ってすごいなぁ」と感心するからではなく、ヒマラヤの巨峰そのものが持つ魅力なんだろうと思う。
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