論争する宇宙
吉井譲著
(集英社新書:680円+税)
ISBN/ASIN:4087203271
宇宙論に関していろいろ解明されてきた論争について、最新の研究成果を紹介している。研究者ならではの視点から、それぞれの研究者の人物像などを生々しく描いているので、別の意味で面白く読むことができた。
後半部には、著者が推進した「マグナム・プロジェクト」の紹介も面白かった。口の悪い人は「自画自賛のPR」とでも皮肉を言うかも知れないけど・・・。しかし、このプロジェクトは、文部科学省のCOE(中核的研究拠点)科学研究費で実施されたものなので、こういう形で一般に成果を紹介するのはとても意義のあることだと思う。なんだかんだ言って、数億円の税金が使われたわけだから・・・。
実際、税金を使って実施されたにもかかわらず、その成果が十分に知らされていないプロジェクトが多すぎるように思う。研究者は日々の研究に忙しいだろうし、さらに税金を使うが故の煩わしい手続きもあり大変なのだろうけど・・・税金を使った責任として、もう少し成果を一般にわかりやすく公表していくべきだと思う。その積み重ねが、今後の研究に付く予算の拡大にもつながるのだろうし・・・。もちろん、こういう見方をするのは、わたしが宇宙論なり天文学なりに興味があるからだけど・・・^^;
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