富山県の高校で、社会科の単位不足で三年生が卒業できない?という事態が発覚した。同様の問題が福島県や岩手県などの高校でもあったという。問題は、世界史を必修として、日本史または地理のどちらかを選択し、2科目の社会科を履修しないといけないにもかかわらず、学校側のミスで世界史のみの履修や世界史を外した履修を許してしまったというもの。明らかに学校側のカリキュラム設定ミスだ。
(余談だけど、どうして世界史が必修なんだろう? 日本人が自国の歴史や地理を履修しないで卒業できるというのもおかしな気がするが・・・)
この話題をテレビニュースで観て思いだしたことがある。・・・かれこれ30年も前のことだけど、わたしが通っていた高校でも同じようなことがあった。週1時間履修しなければいけない「必修クラブ」という時間を、その高校では「生徒会活動」の時間として消化していた。ところが、わたしがその高校に入学した春、教育委員会から「生徒会活動の時間を必修クラブとするのは認められない。必修クラブを実施しなければ、3年生を卒業させない」という指導が入ったという。
生徒会活動の時間は長年、その高校で続いてきた生徒の権利で、いまさら必修クラブのために失うことは出来ない。ということで、7時間授業などで対処することになった。しかし、学校側だけでは中味のあるクラブ活動の時間にはできないと言うことで、「必修クラブ実行委員会」なるものが作られた。各クラスから生徒の代表を出し、PTAと生徒が共同で解決しようということ。・・・そしてなぜか、入学したての1年生ながら、わたしがその委員会の副委員長になってしまった^^; ・・・何をやったのかはよく覚えていないけど、翌春、3年生はちゃんと卒業していった。
このときは、学年が始まる4月の時点で問題がハッキリしていたのでそれなりに対応が出来たけど、今回の富山県などのケースは、10月になってからの問題発覚。学校側の完全なミスではあるけど、「卒業させない」という教育委員会のチェック機能はどうなっていたんだろうという気がする。・・・「学校でのイジメはない」「自殺者はゼロ」と現実から目を背けるあまり、カリキュラムのチェックすら怠っていたと言うことだろうか?
