古舘伊知郎のピント

今日、なんとなくテレビ朝日の報道ステーションを観ていた。
石原都知事が高校の不履修問題で文科省を批判する発言を取り上げた後、「私たちマスコミの姿勢も・・・都立八王子高校はどうなんだ?と突っ込まなければ・・・」と言うコメントをした。この報道番組がスタートした当初に比べ、古舘伊知郎も少しはまともなコメントを言うようになったと思った。
そして次のニュース。・・・駒大苫小牧の田中将大投手が東北楽天と仮契約したというニュース。その締めくくりのコメントで、「何かと計算高いことが続く中、計算とか関係なくすっきりしていていい」というようなことを言った。・・・別にいいじゃないか、プロなんだから計算高く立って・・・というのは置いておいて、本当にこういうコメントでいいのだろうか?と思ってしまった。
・・・高校の評価を大学進学の合格率で行うような状況が、今回の高校の不履修問題を引き起こした。少子化の中、高校だって生き残るためには進学率だって上げたいだろうし、部活動などで有名にもなりたいと考えるのは当然だ。そして、高校野球こそ、こうした高校が有名になるための最大のPR効果がある。高校野球の甲子園だって、実は高校の不履修問題と同じ土壌の問題だと思う・・・。
実際、駒大苫小牧の田中将大投手は兵庫県尼崎出身だ。中学までは地元の少年野球チームでがんばっていた。そして高校に進学・・・甲子園に出たいがために、わざわざ北海道の駒大苫小牧附属高校に進学したんじゃないのか? 田中くん自身はそれで構わない。彼を非難する気はない。甲子園に出て、プロ野球に行くためにはそういう進路が彼にとって必要だっただけのこと。日本の野球の世界がそういう仕組みなんだから仕方がない。
しかし、どうなんだろう? 高校の知名度を上げ、地元での人気を高めるために、全国から優秀な選手をかき集めるのって・・・。全国の高校野球の強豪校に、どれだけ地元で生まれ育った選手がいるのだろう? こういう状況は、健全な高校野球のあり方なんだろうか? そして何より、健全な高校生を育てるための学校教育の精神には反しないんだろうか?
高校の不履修問題・・・有名大学に行きたいから、遠くの進学校に入りたいというのと同じ臭いを高校野球にも感じてしまうのだが・・・。まあ、どこかの新聞が高校野球のスポンサーのひとつだから、こういうことには目をつむるのだろうか?

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