茶人たちの日本文化史
谷 晃著
(講談社現代新書:740円+税)
ISBN/ASIN:4061498789
いまから30年も前の高校時代から、かなりたくさん「茶道」関係の本を読んできた。いまでも、年に1、2冊は読んでいるけど、毎回思うことがある。
変わり映えしない、つまらない本ばかり・・・。
中国からの茶の伝来に始まり、闘茶、唐物のはなしから千利休へ。千利休は茶道の教祖であるから・・・仕方がないだろうけど・・・常に絶対的な存在で、対する秀吉は世俗的・権力的に「芸術」としての茶道的には常に悪の存在。そして、江戸時代の武家茶道の話になり、せいぜい戦前の良妻賢母教育に関係した記述まで・・・。まあ、古典文化だから、あまり新しい視点から新しい解釈がなされることもないんだろうけど・・・。
でも、こういった本を読むたびに思う。いま、茶道人口はたぶん減少しているだろうけど、かなりやばい状況なんじゃないだろうか? 埃が積もり、カビが生え、形骸化した茶道に、いまの若い人たちが関心を寄せるわけがない。
・・・そういえば、最近、裏千家が胡座で点てる台子(だいす)を考案したという話がある。いまの若い人たちに正座はきつかろうと言うことだろうけど、それ以前に茶道そのものの魅力が薄れてしまっているように思うのだが・・・果たして、起死回生となるのだろうか・・・。
