生物と無生物のあいだ
福岡伸一著
(講談社現代新書:740円+税)
ISBN/ASIN:4061498914
分子生物学の本。いわゆるゲノムやらDNAなどといった話・・・。
冒頭で「野口英世」の話が出てきて、野口英世の業績が今日ではほとんど誤りであったり、検証手法などに問題があってあまり評価されていないという話はちょっと驚いた。そういえば、野口英世の業績は「狂犬病や黄熱病の研究に取り組んだ」という表現が使われ、具体的に何をどうしたのか紹介されていないことが多い。狂犬病や黄熱病の「病原菌」を発見したというのがかつての業績だったはずだけど、狂犬病や黄熱病はウイルス性の病気。野口英世の時代にはまだウイルスは発見されていないから、その業績は誤りだったわけだ。・・・こう考えると、そんな野口英世をお札の肖像画に採用するのはどんなものなんだろう・・・^^;
さて、この本、分子生物学の研究現場の雰囲気が伝わり、読み物としては面白い。
さて、本題の「生物とはなにか?」という点に関しては、最新の考え方が紹介されていて興味深かった。少なくとも、「自己増殖する」「代謝を行う」といった古典的な定義しか知らなかった自分的には面白いと思った。
BOOK「生物と無生物のあいだ」
rainman (2007年6月29日 22:27)
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