硫化水素ではきれいに死ねない

最近、「硫化水素ガス」を使った自殺者が急増していると、テレビニュースで知った。近隣の住民が避難したり、助けようとした母親が巻き添えで死亡する事故まで起きているという。・・・なんでも、硫化水素で自殺すると、「きれいに死ねる」「苦しまずに死ねる」といった情報がインターネットに流れ、硫化水素ガスの発生方法なども簡単に調べられるらしい。
でも、本当だろうか?
25年も前の話で、細かなことは覚えていないけど・・・硫化水素での中毒死の場合、死後数時間で死体が青っぽく変色し、通常より死斑が濃く出ると・・・大学の法医学の授業で習ったような気がする。たぶん、告別式で遺体の顔を見ると、一目でわかるはずだ。
さらに、窒息あるいは呼吸器へのダメージで死ぬのに、苦しくないわけがない・・・まだ死んだことがないから確信はないけど^^; だいたい、喘息で呼吸困難になったときでさえ、窒息で死ぬのはイヤだなといつも考えている。
こう考えると、あんまりいい死に方ではないと思うのだが・・・。

政府も一応は対応策を考え、硫化水素を発生させるのに必要な薬品類を、明確な使用目的のない不審者には販売しないように指導を出したという。まあ、日常生活で必要な薬品ではないから、これはこれで効果はあるのだろうと思う。しかし、ネット社会の怖さは、こういう薬品すら通販で売ってしまう輩が出てくることだ^^;
さらに、死のうと思えば、硫化水素以外にも簡単に発生させられる有毒ガスはいくつかある。身近な原料から作れるから、防ぎようもないだろう・・・。
根本的には、自殺したいと思う人を減らすように、社会や経済全体を改善していくしかないんだろうなぁ。

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