国立科学博物館 数学 日本のパイオニアたち

suugaku-nihonnopaionia.jpg国立科学博物館(かはく)の企画展「数学 日本のパイオニアたち」を見てきた。
江戸時代の和算の大家・関孝和三百年祭記念ということで、かはくの「日本の科学者技術者展シリーズ第7回」として企画された展示。テーマがテーマなだけに、展示物のメインは書籍。母親に手を引かれた小さな子供が、「ここは本の展示の部屋」と言っていたのも頷ける^^;; でも、江戸時代にこれだけ数学の書籍が出版されていたというのは、なかなかすごいことだと思う。

一昔前の江戸時代ブームの頃からだろうか・・・江戸時代に発展した日本独特の数学「和算」は世界に誇るべきレベルにあった云々といわれることが増えた。例えば、関孝和はニュートンより早く「微分」を発見していた、というようなことが言われる。実際は、関孝和は微分の一歩手前まではいっていたけど、必ずしも発見にまでは至っていないらしい。
しかし、和算は、数学的にはそれなりのレベルにはあったのは事実。そしてなにより、芸事のひとつとしてではあったけど、武家をはじめ一般民衆にまで広く普及していたのは誇っていいことかも知れない。
ただし、日本では数学までもが家元制の囲いの中にこもってしまい、学問としてひろく社会的な財産として共有されなかったのが残念だ。関孝和も家元として祭り上げられ、明治期の洋算導入と同時に歴史の奥に沈み込んでいってしまった・・・。もったいない話だ^^;

●会期:2008年11月22日(土)~2009年1月12日(月・祝)
●会場:国立科学博物館(東京・上野公園)

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