化物語(バケモノガタリ)」
(上下)
西尾維新著
(講談社)
上巻:ISBN/ASIN:4062836025
(1,600円+税)
下巻:ISBN/ASIN:4062836076
(1,500円+税)
いま、アニメが放送されている「化物語(バケモノガタリ)」を見て、気になったので原作本を読んでみることにした。こういうときにもamazonは便利だ^^;;
後書きで作者自身が、この作品は100パーセント趣味で書いたと言っているけど、楽しみながら書いたのがわかるほど、キャラクター同士の会話が楽しい小説だった。・・・登場人物の会話が楽しいライトノベルというのは、あるようでいて、未だ出会ったことがない。元々、それほどたくさんライトノベルを読んでいるわけではないけど^^;
一般に、というか主にライトノベルに批判的な人たちの評価として・・・ライトノベルは、会話ばかりでストーリーが進み、情景描写や心理描写が薄いという批判がある。わたしは批判的な立場にはいないと思うけど、ある意味で、この批判は正しいと思う。確かに、舞台設定ばかり凝っていて、登場人物の心的風景などがぜんぜん書かれていないような作品が多い傾向にある気がする。
でも、だからこそ、ライトノベルなんだろうけど^^;
小難しい心理描写などなしに、主人公の視点からわかりやすいストーリーを追っていくから、気楽に読むことができる。これが、いい年したオヤジから見たライトノベルの魅力だと思うので^^;
もちろん、高校生あたりが、こういうライトノベルしか読めないというのは問題だ・・・別にドストエフスキーやゲーテなんかを読めと言っているわけではないけど、ライトノベル以外の作品も読んでおくべきだと思う。
さて、この西尾維新の「化物語(バケモノガタリ)」。作者自身が後書きで、会話の楽しい作品を書きたかったと言っているけど、とにかく会話が面白い。
先に書いた、ライトノベルは会話ばかりでと言う批判に対して、これでもそういう批判をするかと投げかけているような気がする。
あるいは逆に、そういう批判を受けているライトノベルの作者たちに、どうだこういう作品は書けないだろ!と挑戦しているようにも思える。・・・考えすぎかも知れないけど^^;
