以前、よく一緒に山登りに出かけた沖縄出身の友人から、「ニンジンしりしりー」なる料理のことを聞いたことがあった。ごくありきたりの普通の家庭料理で、沖縄ならどこの家でも作っているものだという。
作り方は至って簡単。・・・「ニンジンをしりしりして炒めるだけ」。
しかし、この料理を作るには、本土の家庭にはない調理器具・・・ニンジンを「しりしりするやつ」が必要だという。何という調理器具なのか聞いても、名前はハッキリせず、「ニンジンをしりしりするやつ」と呼ばれているとか。それほどに、どこの家庭でもありふれた存在なのだという。
ということで、沖縄に遊びに出かける友人に頼んで、買ってきてもらった^^
それがこの「ニンジンをしりしりするやつ」。
ちなみに、これは台湾製。中国語では「高級精緻菜搓」と書かれていた。意味的には高級野菜スライサーだけど、日本向けには「CB貫木野菜刷り」という商品名が付けられていた。
ということは、「しりしり」は、「刷り刷り」という漢字で表現されるらしい。「すりすり」が沖縄風に音が変わって、「しりしり」になったらしい。

キャラメル包装には「歯刃鋭利」という売り文句が書かれていたけど、丸いパンチ穴を開けた金属板をプレスしただけで、決して鋭利な刃は付いていない。スライサーのようでスライサーではなく、おろし金のようでおろし金でもない。・・・かなり素朴な調理器具だけど、今時、プラスチックではなく木製の道具って、なかなか質感があっていい^^
まだ一度もニンジンをしりしりしてはいないけど、きっと、このいい加減に見える刃に、ニンジンをしりしりする長年のノウハウが詰まっているに違いない。
しかし、実際の調理は明日のお楽しみ^^