山の図書館別館資料室「登山史年表」



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開山期編 近代登山輸入期編 大正編 昭和 戦前編 昭和 戦後T編 昭和 戦後U編
平成T編 平成U編 平成V編 平成W編    

■昭和 戦後T編■
1945年
昭和20年
8月初、小山義治(後に北穂高小屋を建設)が、穂高・滝谷を登る。他に登山者はまったくなし ◆3月9日、東京大空襲
◆4月1日、米軍が沖縄に上陸
◆5月7日、ドイツ無条件降伏
◆8月、広島・長崎に原爆投下
◆8月15日、日本無条件降伏
8月、第二次大戦中、スイスに滞留していた田口二郎と高木正孝が、ヴェッターホルン北壁を登攀
1946年
昭和21年
◆物資困窮の中、慶応、早稲田、明治など全国の主要大学山岳部が、相次いで活動を開始 ◆1月1日、天皇人間宣言
◆3月5日、英チャーチル「鉄のカーテン」演説
◆5月3日、極東国際軍事裁判(東京裁判)開廷
◆11月3日、日本国憲法公布
◆12月21日、南海地震
●アメリカの第4次バード南極探検はじまる。「ハイジャンプ作戦」の名で米軍が参加。航空母艦や潜水艦などを大量動員して調査を行う
●ソ連隊のエフゲニー・アバラコフと兄のビタリが、パミールのマルクス峰(6700m)に初登頂
1947年
昭和22年
3-4月、関西登高会の新村正一らが、剣岳〜槍ヶ岳を縦走 ◆3月12日、トルーマン・ドクトリン
◆4月20日、第1回参議院選挙
◆5月3日、日本国憲法施行
◆6月5日、マーシャル・プラン
◆8月、インドとパキスタンが独立
◆9月14日、カスリン台風
◆10月、第1次インド・パキスタン戦争
◆京都大学の伊藤洋平らにより山岳雑誌「岳人」が創刊される(後に中日新聞社/東京新聞社の発行になる)
7月、石岡繁雄が、中学生の本田善郎と松田武雄を伴い屏風岩中央カンテを初登攀
7月、青山学院大学山岳部パーティが、穂高・ジャンダルムで遭難。滑落したリーダーが死亡
8月14日、浅間山が大爆発。登山者20余人が死亡
1948年
昭和23年
1月、早稲田大学隊が、極地法を用いて厳冬期の北海道日高山脈ペテガリ岳(1736m)に登頂 ◆1月26日、帝銀事件
◆6月23日、昭和電工疑獄
◆6月24日、ベルリン封鎖
◆6月28日、福井地震
◆11月12日、東京裁判で25被告に有罪判決
●3月25日、マットソンらのパーティが、マッターホルンのツムット稜の冬期登攀に成功
●3月28日、ジャン・フックス、レイモン・モネが、マッターホルンのフルッケン稜冬期登攀
◆10月、北アルプス・北穂高小屋が完成
1949年
昭和24年
1月、松濤明と有元克己が、槍ヶ岳・北鎌尾根で遭難。ビバーク中に、壮絶な遭難メモを残す(のちに「風雪のビバーク」として出版される) ◆3月1日、ドッジライン
◆7月5日、山下事件
◆7月15日、三鷹事件
◆8月26日、シャウプ勧告
◆10月1日、中華人民共和国成立
◆11月3日、湯川秀樹博士のノーベル賞受賞が発表される
◆鎖国していたネパールが開国に先立ち、外国からの探検隊・登山隊の受け入れを開始
●スイス隊(A・スッター)が、カンチェンジュンガ山群ピラミッド・ピーク北東峰(7100m)初登頂
◆10月、日本の自然保護運動の草分け的存在となる「尾瀬保存期成同盟」が結成される
1950年
昭和25年
6月3日、フランス隊(隊長:モーリス・エルゾーグ)のエルゾーグ隊長とルイ・ラシュナルが、アンナプルナI峰(8091m)に初登頂(8000m峰への初登頂) ◆6月25日、朝鮮戦争勃発
◆8月10日、警察予備隊発足
◆9月1日、レッドパージ開始
◆中国軍がチベットに侵攻。この紛争により、チベット側からのヒマラヤ登山が禁止になる
●秋、イギリス人測量技師が無許可でナンガ・パルバッドのラキオト氷河を登攀し遭難死
1951年
昭和26年
1月、登歩渓流会の川上晃良らが、厳冬期の利尻岳に登る ◆4月24日、桜木町事件
◆9月8日、サンフランシスコ平和条約、日米安全保障条約
◆9月10日、黒澤明監督「羅生門」ベニス映画祭グランプリ賞
◆10月28日、力道山がプロレスデビュー
◆日本の自然保護団体の草分け「尾瀬保存期成同盟」を母体とし「日本自然保護協会」が成立
◆2月、京大学士山岳会の西堀栄三郎が、マナスル登山の交渉のためネパール・カトマンズに入国
●イギリス隊(隊長:エリック・シプトン)によるエベレスト(サガルマータ)遠征(ネパール側からの初挑戦)。難所のアイスフォールを突破し、東南稜ルートを発見する
伊藤愿が、ヴェッターホルン、マッターホルンに単独登攀
1952年
昭和27年
◆2月、京大学士山岳会(AACK)再建 ◆3月4日、十勝沖地震
◆5月1日、血のメーデー事件
◆5月17日、白井義男世界フライ級チャンピオン誕生
◆日本が国際通貨基金に加盟
◆日本が世界銀行に加盟
◆10月15日、保安隊発足
◆北アルプス・槍沢小屋が、宿泊者の失火により焼失
●春、フランス隊(隊長:E・フレンド)が、チャウカンバI峰(7138m)に遠征
●春、スイス隊(隊長:E・ウィス=デュナン)が、エベレスト(サガルマータ)遠征。ランベール隊員とシェルパのテンジンが東南稜から8595mに到達
●国際隊(隊長:N・G・ディーレンファース)がローツェに遠征
10月、神戸大学山岳部パーティが北アルプス・南岳で遭難。2名が死亡
●秋、スイス隊(隊長:G・シュヴァレイ)がエベレスト(サガルマータ)遠征。春期と同じ東南稜から山頂を目指したが、サウスコル手前で撤退
秋、京大学士山岳会・マナスル偵察隊(隊長:今西錦司)が出発。マナスル北東面の登路を探る
1953年
昭和28年
1月26日、早稲田大学隊が、南米最高峰アコンカグア(6959m)に登頂 ◆2月1日、NHKのテレビ放送開始
◆3月14日、バカヤロー解散
◆7月27日、朝鮮戦争休戦協定調印
◆8月20日、ソ連が水爆保有を表明(8月12日に実験成功)
◆8月28日、民放初の日本テレビが本放送開始
◆12月25日、奄美諸島返還
●2月、ワルター・ボナッティ、カルロ・マウリが、ドロミテ最悪の岩壁、チマ・オベスト北壁の冬期初登攀に成功。3日後に、チマ・グランデの登攀にも成功
3月、北穂高小屋の小山義治をリーダーとするパーティが、北アルプスの厳冬期全山初縦走を達成
●3月、ワルター・ボナッティ、ロベルト・ビニヤーミが、マッターホルンのフルッケン稜の冬期完全登攀に成功
3-5月、第一次マナスル登山隊(隊長:三田幸夫、隊員:田口二郎、高木正孝ら)が、7750m地点まで到達
●スイス隊(隊長:B・ラウターブルク)が、ダウラギリI峰に遠征
5月29日、第九次イギリス隊(隊長:ジョン・ハント大佐)が、東南稜からエベレスト(サガルマータ、8848m)に初登頂。登頂者はニュージランド人のエドモンド・ヒラリーと、シェルパのテンジン・ノルゲイ
7月3日、ドイツ・オーストリア合同隊(隊長:カール・ヘルリヒコッファー)のヘルマン・ブールが、無酸素でナンガ・パルバット(8126m)に初登頂
9-11月、京大学士山岳会隊(隊長:今西寿雄)が、アンナプルナII峰(7937m)に遠征。目標をIV峰に移し挑んだが、頂上直下で敗退
1954年
昭和29年
3-5月、第二次マナスル登山隊(隊長:堀田弥一)が、現地でのトラブルによりマナスル登山を断念。急遽、目標をガネッシュ・ヒマール主峰に変更したが登頂ならず ◆2月1日、マリリン・モンロー、ジョー・ディマジオ来日
◆2月23日、造船疑獄
◆3月1日、ビキニ環礁でアメリカが水爆実験に成功(第5福竜丸事件)
◆4月21日、造船疑獄で佐藤栄作逮捕を阻止するために、犬養法相が指揮権を発動
◆4月29日、中国・インド平和5原則を提唱
◆7月1日、防衛庁、自衛隊が発足
◆9月26日、洞爺丸台風
●アメリカ隊(隊長:W・シリ)が、マカルーに遠征
●アメリカ・イギリス・ドイツ・スイス合同国際雪男探検隊
●イタリア隊(隊長:P・ギリオーネ)が、アピに遠征
7月31日、イタリア隊(隊長:アルディト・デシオ博士)が、世界二位の高峰K2(チョゴリ、8611m)に初登頂。登頂者はリノ・ラツェデリ、アキレ・コンパニョーニの2名
10月19日、オーストリア隊(隊長:ヘルベルト・テイッヒー)が、チョー・オユー(8201m)に初登頂。登頂者はS・ヨヒラー、パサン・ダワ・ラマの2名
●秋、フランス隊(隊長:J・フランコ)がマカルーII峰(カンチェンツェ、7678m)に登頂
11月28日、富士山の吉田大沢で雪崩による遭難が発生し、同時に入山していた東大、慶大、日大の3パーティ15人が死亡
12月、東京都立戸山高校山岳部(独協高生1人を含む)が西穂高岳で遭難。4人全員が凍死
1955年
昭和30年
◆1月2日、前穂高東壁で岩稜会の若山五朗がナイロン製ザイルの切断事故により転落死。その後、同様の切断事故が続き、ナイロン製ザイルが問題化 ◆4月18日、アジア・アフリカ会議
◆4月18日、アルバート・アインシュタイン死去
◆8月、森永砒素ミルク事件
◆8月7日、東京通信工業(ソニー)がトランジスタラジオを発売
◆9月10日、日本がGATT加盟
◆11月15日、保守合同・自由民主党結成
5月14日、京都大学カラコルム探検隊が、日本を出発(9月2日帰国)
5月15日、フランス隊(隊長:ジャン・フランコ)がマカルー(8463m)に初登頂。登頂者はL・テレイ、J・クジーの2隊員、翌16、17日にも7名が登頂
5月25日、イギリス隊(隊長:チャールズ・エンバス)が、カンチェンジュンガ(8586m)に初登頂。登頂者はG・バンド、J・ブラウンの2名、2次登頂者はN・ハーディ、T・ストリーサー
◆6月、長野県「登山遭難者救助隊」設置
秋、マナスル登山・日本山岳会先遣隊隊(隊長:小原勝郎)がマナスルに遠征
12月〜翌1月、山梨大山岳会が、甲斐駒ヶ岳から光岳までの南アルプス全山厳冬期初縦走を達成
1956年
昭和31年
5月9日、第三次マナスル登山・日本山岳会隊(隊長:槙有恒)が、念願のマナスル(8163m)初登頂に成功。登頂者は、9日:今西寿雄、ガルツェン・ノルブ、11日:加藤喜一郎、日下田実の計4名

■第3回国際地球観測年

◆2月14日、スターリン批判
◆関西電力により黒部ダム着工(昭和38年6月完成)
◆10月19日、日ソ共同宣言(日ソ国交回復)
◆10月23日、ハンガリー動乱
◆10月29日、スエズ戦争勃発
◆12月18日、国際連合加盟

◆白馬連峰に「登山遭難者救助隊」結成
5月18日、スイス隊(隊長:アルバート・エグラー)が、ローツェ(8516m)に初登頂。登頂者はF・ルフジンガー、E・ライス
7月7日、オーストリア隊(隊長:フリッツ・モラベック)がガッシャブルムII峰(8035m)に初登頂
●7月31日、中国・ソ連合同隊の31名が、ムスターグ・アタ(7546m)に大量登頂(中国隊員12名、ソ連隊員19名)
●8月15日、中国・ソ連合同隊の6名が、コングール・チュービェ(7595m)に登頂(中国隊員2名、ソ連隊員4名)
11月8日、南極観測船「宗谷」で、南極予備観測隊(隊長:永田武)が、第一次南極越冬隊を載せ日本を出発
1957年
昭和32年
1月29日、日本の南極観測隊がオングル島に上陸し、昭和基地を建設。第一次南極越冬隊(隊長:西堀栄三郎)が、南極昭和基地ではじめての越冬を開始 ◆3月25日、EEC(欧州共同市場)条約調印
◆4月1日、売春防止法施行
◆8月27日、東海村原子力研究所に「原子の火」
◆10月4日、ソ連が人工衛星スプートニク1号打ち上げに成功
●3月、J・クジー、L・ドメゾンが、ドリュ西壁の冬期初登攀に成功
3月、白馬鑓ヶ岳で、明治大学山岳部の1名が滑落。他の部員が救助中に雪崩に遭い、計5名が死亡
6月9日、オーストリア隊(隊長:マルクス・シュムック)のヘルマン・ブールら全隊員4名が、ブロード・ピーク(8047m)に初登頂
●6月13日、中華全国総工会登山隊(隊長:史占春)の6名が、四川省のミニヤコンカ(7556m)に登頂。雪崩や滑落により、数名が遭難
●6月27日、ブロード・ピークから転進したオーストリア隊のヘルマン・ブールが、チョゴリザ(7654m)で遭難
●夏、インド・ヒマラヤ登山学校隊がナンダ・デビィに遠征
●11月24日、英国フックス隊が南極大陸横断に出発
1958年
昭和33年
2月24日、第二次南極観測隊が、悪天候のため上陸、越冬を断念。15頭のカラフト犬を置き去りにしたまま撤退 ◆1月、若乃花が横綱に昇進
◆3月9日、関門国道トンネル開通
◆8月25日、インスタントラーメン発売(チキンラーメン/サンシー殖産:のちの日清食品)
◆9月26日、狩野川台風
◆12月、1万円札発行
◆12月23日、東京タワー完工
●3月2日、英国フックス隊が史上初の南極大陸横断を達成
◆4月、「群馬県警谷川岳警備隊」「群馬県遭難対策班」設置
7月5日、アメリカ隊(隊長:ニコラス・クリンチ)が、ガッシャブルムI峰(8068m/ヒドン・ピーク)に初登頂
◆7月、前穂高岳で大阪府立大生が転落。救助のためにはじめてヘリコプターが使われた(航空自衛隊館山航空隊のS55が出動)
8月4日、京都大学学士山岳会隊(隊長:桑原武夫)が、チョゴリザ(7668m)北東峰に初登頂
12月、北アルプス・中岳で慶応大学の8人パーティが雪崩に遭い、4名が死亡
12月、北アルプス・明神岳で早稲田大学の5人パーティが雪崩に遭い、4名が死亡
◆山岳雑誌「岩と雪」(山と渓谷社)創刊
1959年
昭和34年
1月14日、第三次南極観測隊が昭和基地に到着。昨年置き去りにされたカラフト犬、タロとジロの生存を確認 ◆1月1日、キューバ革命
◆1月1日、メートル法施行
◆3月31日、ダライ・ラマがインド亡命
◆4月10日、皇太子結婚
◆9月15日、宮古島台風
◆9月26日、伊勢湾台風
◆9月、中ソ対立はじまる
◆11月27日、安保闘争でデモ隊が国会に突入
◆南極地域平和利用条約
●J・ノストフスキーがら、マッターホルン東壁の冬期初登攀に成功
春、日本山岳会隊(隊長:村木潤次郎)が、ヒマルチュリ(7893m)に遠征
●5月、フランス隊(隊長:ジャン・フランコ)がジャヌーに挑み、7350mに到達したが敗退
◆7月、岐阜県「北アルプス山岳遭難対策協議会」「北飛山岳救助隊」設置
●7月7日、中国登山隊(隊長:許競)の女性隊員8名を含む32名が、ムスターグ・アタ(7546m)に登頂
8月、南博人らが、谷川岳一ノ倉沢衝立岩を登攀
◆8月13日、北アルプス・白馬山荘が、厨房からの出火により焼失
◆9月、富山県「山岳遭難対策協議会」設置
◆京大学士山岳会が社団法人になる
●女性だけで組織された女子国際隊(隊長:クロード・コガン/フランス)が、猛吹雪にあいチョー・オユーで遭難。クロード・コガンとクロディーヌ・バン・デ・ストラーテンが死亡
<この遭難を契機に、女性登山家の8000m峰への挑戦が低迷する>
10月18日、穂高連峰・滝谷で、東京大学山岳部、西朋山岳会が遭難。東大山岳部6名、西朋山岳会2名、計8名が死亡
12月、北アルプス・槍ヶ岳北鎌尾根で専修大学の9人パーティが雪崩に遭い、6名が死亡
1960年
昭和35年
5月13日、スイス隊(隊長:マックス・アイゼリン)が、ダウラギリI峰(8167m)に初登頂。1次6名、2次2名の合計8名が登頂

◆1月19日、日米安全保障条約改定に調印
◆4月、ソニーが世界初のトランジスタテレビを発売
◆5月24日、チリ地震津波
◆6月19日、新日米安全保障条約自然成立
◆9月10日、カラーテレビ本放送開始
◆10月12日、浅沼稲次郎・社会党委員長刺殺
◆11月8日、ケネディが米大統領選に勝利
◆12月27日、池田内閣が国民所得倍増計画を閣議決定

◆ダッコちゃん人形大流行

●5月24日、中国隊(隊長:史占春)が、チベット側北稜からチョモランマ(エベレスト、8848m)に登頂。第二登。(登頂写真がないこと、公式記録の脚色などから登頂が疑問視する意見あり)
5月24日、慶應義塾大学隊(隊長:山田次郎)が、ヒマルチュリ(7893m)に初登頂
●6月2日、中国北京地質学院隊(隊長:白進效)が、世界最高峰の可能性があったアムネマチン(積石山)に登頂。測量の結果、チョモランマ/サガルマータ(エベレスト)の世界最高峰が確定(アムネマチンの標高はわずか6282m)
春、同志社大学隊(隊長:津田康祐)が、アピ(7132m)に初登頂
◆尾瀬が、特別天然記念物に指定される
京大学士山岳会隊が、ノシャック(7492m)に初登頂
●インド隊(隊長:G・シン)がチョー・オユーに遠征
9月、谷川岳一ノ倉沢衝立岩で遭難事故が発生。自衛隊が出動し、銃撃でザイルを切断して遺体を回収する
10月7日、日本女子登山隊の浜中慶子、岡部ミチがヒマラヤのディオ・ティバ(6230m)に初登頂
11月、富士山・吉田大沢での雪崩により、早大パーティら11人が死亡、30人が重軽傷
1961年
昭和36年
●2月13-17日、ドイツのライナー・カウシュケ、ペーター・ジーゲルトらが、大ツィンネ北壁ダイレクトルートの冬季登攀に成功 ◆4月12日、ソ連のガガーリンが人類初の有人宇宙飛行に成功
◆5月16日、韓国で軍事クーデター(朴大統領が実権掌握)
◆6月24日、梅雨前線豪雨
◆東独がベルリンの壁構築
◆8月19日、北美濃地震
◆9月、大鵬、柏戸が横綱昇進
◆9月16日、第2室戸台風
●3月6-12日、ドイツのトニー・ヒーベラー、トニー・キンスフホファー、ワルター・アルムベルガー、アンデルル・マンハントらが、アイガー北壁の冬季初登攀
●3月15-17日、ロベール・ギョーム、アントワーヌ・ヴィエルが、ドリュ・ボナッティ稜の冬期初登攀に成功
大阪市立大隊(隊長:森本嘉一)が、ランタン・リルン(7234m)に遠征。日本隊のヒマラヤ初の遭難事故を起し、名サーダーとして知られたギャルツェン・ノルブが死亡
●6月17日、中国女子登山隊のチベット族女性隊員・藩多(パンドー)とシーラオの2名が、コングール・チュービエ(7595m)に登頂。シーラオは下山時に雪崩により遭難
1962年
昭和37年
1月、全国の山で遭難が相次ぐ。正月4日間で、計31名の死者・行方不明者を記録 ◆4月30日、宮城県北部地震
◆5月3日、常磐線三河島駅二重衝突列車事故(死者160名)
◆6月10日、北陸トンネル開通
◆8月12日、堀江謙一が、小型ヨットで単独太平洋横断に成功
◆9月26日、若戸大橋開通
◆10月10日、ファイティング原田が世界フライ級チャンピオンになる
◆10月22日、キューバ危機
●2月、スイス隊、ドイツ隊、オーストリア隊によるマッターホルン北壁冬期初登攀争い。4日、スイス隊・H・V・アルメン、P・エッターが初登攀。他の2隊も5日に登頂
●国際隊(隊長:ハインリッヒ・ハラー)が、ニューギニアのカルステンツ・ピラミッド(5039m)に初登頂
7月24日、京大学士山岳会・日本パキスタン合同サルトロ・カンリ遠征隊(隊長:四手井綱彦)の斉藤淳生、高村泰雄、ラジャ・パシールが、サルトロ・カンリ(7742m)に初登頂
京都大学隊がインドラサン(6221m)に初登頂
北海道大学隊が、チャマラン(7319m)に登頂
大阪府立大学隊(隊長:中尾佐助)がヌプチュ(7028m)に登頂
全日本山岳連盟・東海岳連隊(隊長:高橋照)が、ジャガール・ヒマール主峰ビッグ・ホワイト・ピーク(レポン・ガン/7083m)に初登頂
●4月27日、フランス隊(隊長:リオネル・テレイ)が、ジャヌー(7710m)に初登頂。2日間に渡り計11名の大量登頂
11月、横浜霧藻山岳会が、穂高岳で遭難。他の山岳会の協力を得て捜索中、三重遭難を起こし5人が死亡
12月、愛知大学山岳部パーティ13人が、北アルプス・薬師岳で大量遭難
1963年
昭和38年
●1月23-30日、ワルター・ボナッティ、コシモ・ザッペリが、グランドジョラス北壁ウォーカー稜冬期初登攀 ◆1月、アニメ「鉄腕アトム」放送開始
◆2月20日、日本GATT11条国移行
◆3月31日、吉展ちゃん事件
◆6月5日、黒部ダム完成
◆11月22日、ケネディ大統領暗殺(初の衛星中継)
◆12月8日、力道山が刺殺される
●2月6-8日、フランスのルネ・ドメゾン、J・バトキンが、グランドジョラス北壁ウォーカー側稜に登攀(冬期第二登)
●5月22日、アメリカ隊(隊長:N・ディーレンファース)が、世界初のエベレスト縦走に成功。西稜から初登頂し、東南稜から下山
同志社大学隊が、チベットのサイパル(7034m)に初登頂
大阪府立大合同隊(隊長:石原憲治)がシャルプー(6553m)に遠征
1964年
昭和39年
1月、大館鳳鳴高校山岳部5名パーティが岩木山で遭難。頂上に向かった4名中3名が死亡 ◆4月1日、日本がIMF8条国に移行
◆4月、海外旅行自由化
◆4月28日、日本OECDに加盟
◆6月16日、新潟大地震
◆7月18日、山陰北陸豪雨
◆8月2日、トンキン湾事件
◆10月1日、東海道新幹線開業
◆10月10日、東京五輪開催

◆10月15日、ソ連、フルシテョフ解任
◆10月16日、中国が核実験に成功
◆11月8日、東京パラリンピック開催
◆11月12日、米原潜シードラゴン号佐世保寄港
京都大学隊がガネッシュ(アンナプルナ南峰、7256m)に初登頂
4月、長野山岳連盟隊(隊長:古原和美)が、ギャチュン・カン(7922m)に初登頂
5月、大阪市立大学隊が、ランタン・リルンで遭難(日本隊としてヒマラヤでの初遭難)
5月2日、中国隊(隊長:許競)の10隊員が、チベットのシシャパンマ(中国名:ゴザインタン、8027m)に初登頂
(最後の8000m未踏峰初登頂)
◆6月、南アルプスが国立公園に指定される
千葉学連隊がグラチャ・ドーム(7255m)に登頂
東京緑山岳会が、北アルプス全山縦走を達成
◆深田久弥「日本百名山」発刊(翌年、第16回読売文学賞を受賞)
1965年
昭和40年
●2月22日、ワルター・ボナッティが、マッターホルン北壁垂直ルートの冬期単独初登攀に成功(このルートは無雪期においても未踏) ◆2月7日、ベトナム戦争激化(アメリカ軍北爆開始)
◆5月28日、山一証券事件
◆6月12日、家永教科書訴訟始まる
◆6月22日、日韓基本条約調印
◆ミニスカート誕生
◆7月30日、谷崎潤一郎死去
◆10月21日、朝永振一郎ノーベル物理学賞授与発表
◆11月10日、中国で文化大革命
◆12月26日、シンザン、5冠馬となる
3月、北大山岳部6人が、日高山脈・札内川の十ノ沢で雪崩により遭難
3月、北アルプス・横尾本谷で薪水岳友会パーティが雪崩に遭い、7名が死亡
◆3月、ネパール政府が国境問題を理由に、中国との国境地帯のヒマラヤ登山を禁止(1968年に解禁)
4月23日、明治大隊の植村直己らが、ヒマラヤのゴジュンバ・カン(7646m)に初登頂
4月、プロスキーヤーの三浦雄一郎が、富士山山頂からパラシュートをつけてスキー滑降を行う
◆5月22日、東京農業大学ワンダーフォーゲル部シゴキ事件
●インド隊(隊長:M・コーリ)が、サガルマータ(エベレスト、8848m)に登頂
●アメリカ中央情報局(CIA)が、インド・ヒマラヤのナンダデビ(7817m)とナンダコート(6861m)に中国の核実験を監視するスパイ装置の設置を企てる。しかし、設置中に原子力電池と監視装置が、雪崩により行方不明になる
明治大学隊(隊長:渡辺操)が、ゴジュンバ・カンII峰(7646m)に登頂
京都府山岳連盟隊(隊長:小谷隆一)が、カラコルムのディラン峰に遠征。作家の北杜夫が医師として同行。しかし、悪天候により登頂ならず
加藤滝男が、日本人として初めてドリュ西壁を登攀
8月6日、芳野満彦、渡部恒明が、日本人として初めてマッターホルン北壁を登攀
8月15日、高田光政が、日本人として初めてアイガー北壁に登攀。同行者・渡部恒明は登攀中に墜死
12月30日、山岳同志会の冬期赤石沢奥壁合宿で、崩壊した氷塊がルート工作中の隊員を襲い、3名が死亡
1966年
昭和41年
◆3月26日、富山県が剣岳に登山届出条例を制定(12月1日施行) ◆2月4日、全日空機羽田沖に墜落
◆3月、航空機事故が相次ぐ
◆3月31日、総人口が1億人突破(法務省発表)
◆6月29日、ビートルズ来日
◆いざなぎ景気
◆9月5日、第2宮古島台風
◆9月7日、20万トンの巨大タンカー「出光丸」進水
7月、フランスのモルジンヌに滞在中の植村直己が、ヨーロッパ・アルプスのモンブラン(4807m)、マッターホルン(4477m)に登る
●8月、ポーランド隊が、ワルター・ボナッティが冬期単独初登攀した、マッターホルン北壁垂直ルートの夏期初登攀
10月、植村直己が、キリマンジャロ(5895m)と、ケニア山(4968m)に単独登頂
原真が、南米アコンカグア(6959m)南壁を登攀
●アメリカ隊(隊長:クリンチ)が、南極大陸の最高峰ビンソン・マシフ(4897m)に初登頂。登頂者は、ショーニングら4名
◆12月1日、群馬県が谷川岳遭難防止条例を公布
1967年
昭和42年
1月、谷川岳のマチガ沢で、遭難救助中に雪崩が発生。救助中の登山者5人が死亡 ◆4月15日、東京都知事に美濃部亮吉が当選
◆7月1日、ヨーロッパ共同体(EC)結成
◆7月、タカラが「リカちゃん人形」発売
◆8月3日、公害対策基本法公布
◆8月8日、東南アジア諸国連合(ASEAN)結成
◆9月1日、四日市ぜんそく訴訟
◆10月8日、第一次羽田闘争
◆10月20日、吉田茂死去
◆12月11日、非核三原則を国会決議
3月、北アルプス・涸沢で群馬県境町山の会パーティが雪崩に遭い、8名が死亡
千葉稜渓山岳会が、長野県条例に反する虚偽申告をし厳冬期の剣岳・池ノ谷に入山し遭難
2月7日、山岳同志会の小西政継、遠藤二郎、星野隆男が、日本人として初めてマッターホルン北壁の冬季登攀に成功(冬季第3登)
4月、山形県立商高山岳部のパーティが、朝日連峰縦走中に遭難。生徒3名が死亡
7月19日、東京女子医科大学ヨーロッパ遠征隊の今井通子、若山美子が、マッターホルン北壁を女性パーティとして初登攀
7月22日、高田光政が、グランド・ジョラス北壁を登攀。日本人初の3大北壁完登
8月1日、松本深志高校パーティが、西穂高独標付近で落雷に遭い11人が死亡、10名が負傷
1968年
昭和43年
2月、植村直己が、アンデスのエル・プラタ(6503m)と南米最高峰アコンカグア(6960m)に単独登頂。アコンカグアからの下山後、隣接する処女峰(5700m)に登頂(後日、「明治峰」と命名される) ◆1月19日、米原子力空母エンタープライズ佐世保入港
◆1月29日、東大紛争始まる
◆2月26日、成田空港阻止集会
◆4月4日、キング牧師暗殺
◆4月18日、霞ヶ関ビル完成
◆5月8日、富山イタイイタイ病公害認定
◆5月16日、十勝沖地震
◆6月、カネミ油症事件
◆8月8日、札幌医大・和田教授が心臓移植手術
◆9月26日、熊本・新潟の水俣病公害認定
◆10月23日、明治百年記念式典
◆10月17日、川端康成にノーベル文学賞授与発表
◆12月10日、三億円事件
◆日本のGNPが世界2位になる
●2月、英国の冒険家ウォーリー・ハーバートらが、アラスカのポイントバローから北極圏イヌ橇縦断に出発(北極点通過後、翌年6月、ノルウェー沖スピッツベルゲン島にゴール。5800kmを走破)
◆3月21日、長野県に「日本アルプスの大自然を守る会」設立
4月20日、植村直己が、アマゾン河源流のユリマグアスから、6000キロの単独イカダ下りに出発(6月20日、河口のマカパに到着)
6月20日、植木毅が、日本人で初めてモンブラン山頂からスキー滑降
9月、植村直己がアラスカに渡り、北米大陸の最高峰・アラスカのデナリ(マッキンリー)登山を試みるが、登山許可が下りずに断念。代わりにサンフォード山(4952m)に登頂
早稲田大学隊が、ランガー(7060m)に登頂
●10月11日、昭和6年の開山以来、谷川岳での遭難者が500人を突破
12月-翌1月、北アルプス・剣岳で金沢大山岳部17人をはじめ15パーティ81人が、雪崩、滑落、疲労凍死などにより大量遭難が発生
1969年
昭和44年
◆ネパール政府が、中国との国境紛争により禁止していたヒマラヤ登山を解禁。外国の登山隊・探検隊の受け入れを再開 ◆1月18日、東大安田講堂闘争
◆5月26日、東名高速道路全通
◆6月29日、新宿駅西口・反戦フォーク集会
◆7月20日、アポロ11号月面着陸
◆7月、横綱柏戸引退
◆8月、映画「男はつらいよ」第一作目公開
◆10月10日、巨人の金田正一400勝達成
◆2月15日、日本の南極観測隊(隊長:村上雅美)が、南極点往復を果たし昭和基地に帰投
4月7日、金子裕之(12才)が、モンブラン山頂からのスキー滑降に成功。世界最年少記録
◆田部井淳子らが、女性だけによる海外登山遠征を目指し、「女子登攀クラブ」を結成
富山の山椒会隊(隊長:薬師義美)が、タウラギリ山群のグルジャ・ヒマール(7193m)に初登頂
8月15日、加藤滝男・加藤保男兄弟、今井通子らJECCメンバーが、アイガー北壁に新しい直登ルートを開拓
1970年
昭和45年
1月27日、森田勝ら4人が、アイガー北壁に冬季登攀。日本人では初 ◆2月11日、初の国産人工衛星「おおすみ」打ち上げ成功
◆3月14日、大阪万博開幕
◆3月31日、よど号ハイジャック事件
◆3月31日、新日本製鉄誕生(八幡製鉄と富士製鉄が合併)
◆5月25日、プロ野球八百長事件で3選手が永久追放
◆7月10日、東京で光化学スモッグ予報開始
◆10月、国鉄の「ディスカバー・ジャパン」キャンペーン始まる
◆11月14日、第1回ウーマンリブ集会
◆11月25日、三島由紀夫割腹自殺
◆12月20日、沖縄コザ市暴動
2-3月、山岳同志会・遠藤二郎、星野隆男らがアイガー北壁直登ルート(ジョン・ハーリン・ルート)冬季第二登に成功
5月6日、プロスキーヤーの三浦雄一郎が、エベレストのサウスコル上部8000m地点からスキー滑降。途中で転倒したが、九死に一生を得る(この時の映像「エベレストを滑った男」は、76年にアカデミー賞長編記録映画部門を受賞)
5月11日、日本山岳会隊(総隊長:松方三郎、隊長:大塚博美)の植村直己、松浦輝夫両隊員が、日本人初のサガルマータ(エベレスト、8848m)登頂(南東稜の初登)。翌12日、平林克敏、チョタレーが登頂。小西政継らが挑んだ南壁初登頂は失敗
5月23日、日本山岳会東海支部隊(隊長:原真)が、極地方でマカルー(8463m)の難ルート南東稜を初登攀。登頂者は、田中元と尾崎祐一(カメラが故障し証拠写真がなかったため、登頂を疑われる)
●5月27日、イギリス隊(隊長:クリス・ボニントン)のドゥーガル・ハストンとドン・ウィランスが、アンナプルナI峰南壁を初登攀
●6月27日、仏・ジーギ・レーヴ記念隊(隊長:カール・ヘルリヒコッファー)のラインホルト・メスナーが、ナンガ・パルバット(8126m)のルパール壁を初登攀。しかし、弟のギュンターが遭難
大阪大学隊がP29(7835m)に登頂
静岡大学隊がチュイレン・ヒマール(7371m)に登頂
大阪岳連隊がダウラギリVI峰(7268m)に登頂
女子登攀クラブ隊がアンナプルナIII峰(7577m)に登頂(田部井淳子の海外初遠征)
7月、福岡大学生3人が、日高山脈札内岳(カムイエクウチカウシ山)九ノ沢でヒグマに襲われ死亡
8月30日、植村直己が、北米大陸の最高峰アラスカのデナリ(マッキンリー、6194m)に単独登頂(世界初の5大陸最高峰登頂)
●9月、ラインホルト・メスナーらが、ニューギニアのカルンテンツ・ピラミッド(5039m)とプンチャク・スカルノに登頂
12月2日、立山・天狗平で同志社大、中央大、一般登山者35人が大量遭難。同志社大生7人が死亡
12月-翌1月、山岳同志会の小西政継、星野隆男らが、植村直己を招聘しグランド・ジョラス北壁冬季登攀(ウォーカー・バッドレス第三登)。星野隆男は世界初の三大北壁冬季登攀者となる(山岳同志会は冬期三大北壁を完登)
1971年
昭和46年
3月21日、「日本百名山」の著者・深田久弥が茅ヶ岳を登山中、脳出血のため急死 ◆3月、名古屋で世界卓球選手権大会(ピンポン外交)
◆5月14日、群馬県連続婦女暴行事件・大久保清逮捕
◆5月14日、横綱大鵬引退表明
◆6月17日、沖縄返還協定
◆7月1日、環境庁発足
◆7月3日、東亜国内航空・ばんだい号が函館北方に墜落
◆7月20日、東京銀座にマクドナルド1号店オープン
◆7月30日、岩手県雫石上空で全日空機と自衛隊機が空中衝突
◆8月15日、ドル・ショック
◆9月、カップヌードル発売
◆10月25日、中華人民共和国が国連復帰
◆12月24日、新宿Xマスツリー爆弾事件
●イタリアのモンチーノが、コロンビア岬から犬ゾリで北極点に到達
●5月23日、フランス隊(隊長:ロベール・パラゴ)が、マカルー(8463m)に西稜から初登攀。登頂者のヤニック・セニョールが、山頂で1年前に登頂した日本山岳会東海支部隊の日章旗とピッケルを発見)
6月、群馬県山岳会隊が、ダウラギリIV峰遠征。高山病で隊員1名が死亡し撤退
◆6月1日、黒部アルペンルート全線が完成し、室堂を利用する登山者・観光客が激増
8-10月、植村直己が、北海道・稚内から鹿児島までの3000キロを徒歩縦断(所要日数:52日)
7月17日、今井通子と他4名が、グランド・ジョラス北壁を登攀し、女性初の三大北壁登攀者となる
秋、長野県山岳協会隊が、ガンガプルナ(7455m)で雪崩により遭難。隊員3名とシェルパ5人が死亡
●12月、ラインホルト・メスナーらが、アフリカのケニア山(4968m)に登頂
1972年
昭和47年
1月、山岳同志会パーティ(小川信之、伊藤礼造)が、ブルイヤールの赤い岩稜からフレネイ中央岩稜への冬季縦走に挑戦。ブルイヤールの赤い岩稜の冬季初登攀のみ成功 ◆1月24日、グアム島で横井庄一元軍曹発見
◆2月3日、札幌冬季五輪開幕
◆2月19日、浅間山荘事件
◆2月21日、ニクソン米大統領訪中
◆4月16日、川端康成自殺
◆5月13日、大阪・千日デパート火災
◆5月15日、沖縄本土復帰
◆5月30日、連合赤軍テルアビブ空港乱射事件
◆6月11日、田中角栄「日本列島改造論」を発表
◆6月14日、「中ピ連」結成
◆6月17日、ウォーターゲート事件
◆9月5日、ミュンヘン五輪選手村をパレスチナゲリラが襲撃
◆9月29日、日中国交正常化
◆10月28日、パンダのカンカン、ランランが上野動物園に
3月20日、台風並みの低気圧通過で、富士山登山者が大量遭難。24人が死亡
●韓国隊が、マナスルで雪崩により遭難
●4月25日、ラインホルト・メスナーがマナスル(8163m)南壁の初登攀に成功。しかし、遠征に参加したフランツ・イェーガーとアンディ・シュリックが死亡
富士山で24人の大量遭難が発生
夏、シャモニーに滞在していた加藤保男、鈴木勝、関野寿ら、通称「シャモニーチーム」が、グランド・ジョラス北壁中央クロワールの初登攀に成功
8月、立川女子高山岳部隊が、台湾の玉山(3952m)に登頂。(日本の高校登山部として初の海外遠征)
◆8月、ネパール政府が東部ネパールの3峰(カンチェンジュンガ西峰、カンバチェン、ジャヌー)の登山を解禁
◆9月4日、植村直己がイヌ橇と極地生活の習得のため、グリーンランド最北端の町・シオラパルクに入り、エスキモーと共同生活をはじめる。イヌートソア、ナトック夫妻の養子になる
1973年
昭和48年
●1月、フランスのアルピニスト、ルネ・デメゾン、ミシェル・クラレ、ジョルジョ・ベルトーネが、グランド・ジョラスのウォーカーピーク冬季初登攀に成功 ◆1月27日、ベトナム和平協定調印
◆2月14日、変動相場制移行
◆4月8日、ピカソ死去
◆8月8日、金大中事件
◆映画「燃えよドラゴン」公開
◆10月5日、米原子力空母ミッドウェー横須賀入港
◆10月6日、第4次中東戦争勃発
◆10月23日、江崎玲於奈ノーベル物理学賞授与発表
◆10月25日、第一次石油ショック
◆11月29日、熊本大洋デパート火災
2月4日、植村直己が、北極圏グリーンランド北西岸3000キロの単独イヌ橇行に出発(3月21日、ウナビック到着。往路を引き返し4月30日にシオラパルクに帰還)
春、山岳同志会隊の近藤克之が、アンナプルナII峰(7937m)の北西壁に登頂(信大ルートからIV峰を経て、II峰へ縦走)
5月、京大学士山岳会・京都大学ヤンルンカン学術遠征隊(隊長:西堀栄三郎)の2名が、ヤルン・カン(7505m)に初登頂。しかし、1名が下山時に死亡
◆9月、加藤滝男がスイス・アルプスガイドの国家試験に合格。スイス人以外では初
10月26日、第2次RCCによる日本エベレスト登山隊(隊長:湯浅道男)の加藤保男、石黒久の2名が、サガルマータ(エベレスト、8848m)に東南稜から登頂。当初の目的であった南西壁ルートは登頂を断念
1974年
昭和49年
●1月23日、チロル・アンデス遠征隊のラインホルト・メスナーが、南米最高峰のアコンカグア(6959m)南壁直登ルートの初登攀に成功 ◆3月7日、ユリゲラーがテレビ出演。超能力ブームおこる
◆3月10日、ルバング島で小野田寛郎元少尉救出
◆5月4日、堀江謙一が単独無寄港世界一周に成功
◆8月8日、ウォーターゲート事件でニクソン米大統領辞任
◆8月、連続企業爆破事件
◆9月1日、原子力船むつ放射能漏れ事故
◆10月8日、佐藤栄作元首相ノーベル平和賞授与発表
◆10月14日、長島茂雄引退
◆10月、田中角栄金脈問題

◆12月9日、田中首相辞任
3月、北アルプス・鹿島槍ヶ岳荒沢で山岳同志会パーティが雪崩に遭い、5名が死亡
5月4日、同人ユングフラウ日本女性マナスル登山隊(隊長:石黒恒)の中世古直子ら隊員3名が、マナスル(8163m)に登頂。女性としては世界初の8000m峰登頂成功
5月18日、成城大学隊(隊長:瀬川幹夫)が、ジャヌー(7710m)にフランスルート(南西稜)から登頂(第2登)
◆6月、尾瀬のオーバーユース対策として、主要入山地・鳩待峠、沼山峠でのマイカー規制を開始
●8月14日、イタリアのラインホルト・メスナーらが、アイガー北壁をわずか10時間で登攀
京都大学隊が、K12(7473m)に初登頂
12月、植村直己が、グリーンランド西海岸のケケッタから北極圏12000キロの単独イヌ橇行に出発
1975年
昭和50年
●3月、谷川岳で法政大学生1名が遭難死。昭和6年の統計開始以来、600人目の死者

■国際婦人年

◆4月30日、サイゴン陥落。ベトナム戦争終戦
◆5月7日、エリザベス英国女王来日
◆6月3日、佐藤栄作元首相死去
◆6月8日、鎌倉七里ヶ浜で暴走族600人が大乱闘
◆7月19日、沖縄国際海洋博覧会開幕
◆8月4日、連合赤軍クアラルンプール米・スウェーデン大使館占拠事件。超法規措置で服役囚を解放
◆10月1日、天皇・皇后、初の訪米に出発

春、大阪府山岳連盟隊の河津士郎と安田悦朗が、ダウラギリIV峰に登頂。しかし、下山時に遭難
◆4月22日、通産省が世界初のザイル安全基準をスタート
●5月8日、ラインホルト・メスナーとペーター・ハーベラーが、ガッシャブルムI峰(8068m/ヒドン・ピーク)北西壁の初登攀に無酸素で成功(ヒマラヤの高峰へのアルパインスタイル初登攀)
5月16日、日本女子エヴェレスト登山隊(隊長:久野英子)の田部井淳子、シェルパのアン・ツェリンが、南東稜からサガルマータ(エベレスト、8848m)に登頂(女性初登)
●5月28日、中国隊が、北面からチョモランマ(エベレスト、8848m)に登頂。女性登頂者・藩多(パンドー)は、日本の田部井淳子にわずか11日遅れの第二登。ルート中の難所、セカンドステップに梯子を設置
8月、立川女子高山岳部隊が、韓国の雪岳山(1708m)に登頂。(立川女子高校山岳部第二次海外遠征)
●9月24日、イギリス隊(隊長:ボニントン)のドゥーガル・ハストンとダグ・スコットが、サガルマータ(エベレスト、8848m)南西壁をアルパインスタイルで初登攀。26日に、ボードマン、シェルパのプルテンバも登頂


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