再発見 江戸の数学
日本人は数学好きだった
桐山光弘・歳森宏著
(日刊工業新聞社B&Tブックス:1,600円+税)
ISBN/ASIN:4526057835
訳あって、和算や数学史に関する本を読む必要ができた。たぶん、これから何冊か同じような本を続けて読むことになるだろう。
「和算」・・・なんとなくイメージはあったけど、今回、本を読んでみて意外に新鮮みがなかった。元々が人口統計や年貢米の計算、商取引などの実用的な数学から始まっただけに、なんとなく、小学校で習う算数の問題に近い・・・。
しかし、江戸時代の文化に付いての本を読むたびに思うけど、当時の日本のすごさを改めて感じた。実用性から離れて、純粋に数学を数学として探究するための学問に発展していったし、かなり高度なところまで進んでいたらしい。寺子屋での教育の普及、数学関係の出版にも目を見張る物がある。日本独特の面白い風習として、自分が説いた難解な数学問題を大きな額にして、神社に奉納するなんていうこともあったらしい。