翻訳家の仕事
岩波書店編集部編
(岩波新書:740円+税)
ISBN/ASIN:4004310571
以前、小説を飛んでいた時代には、けっこう翻訳家を意識して本を買っていた。もちろん、翻訳次第でおもしろさが違うという問題もあるけど、古い翻訳で下手な翻訳家だと、読むのが苦痛なくらいにひどいことになってしまうからでもある^^;
そんな読み手側の勝手な言い分の裏側には、翻訳家の言うに言われぬ苦労があるらしい。そんな苦労話を集めた本で、それなりに面白く読めた。そして何が印象に残ったかというと・・・若いときに運命を決めるような1冊の本に出会ってしまうと、往々ににて翻訳家などという、お金には無縁な職業に就いてしまうということ^^; もちろん、この場合の翻訳家とは、ハリー・ポッターのような人気シリーズ、あるいはトム・クランシーやロバート・ラドラム、パトリシア・コーンウェルなどのように多作で、すべてが文庫本でヒット作になるような流行作家を翻訳している人のことではない。白水社、晶文社あたりで、ごく限られた読者相手の海外文学を翻訳している人たちのことだけど^^;;