最高学府はバカだらけ
全入時代の大学「崖っぷち」事情
石渡嶺司著
(光文社新書:740円+税)
ISBN/ASIN:4334034191
かつて、わたしが子どもの頃、大宅壮一あたりがしきりに「女子大生亡国論」というのを唱えていた。当時、大学の文学部や外国語学部の学生の半数以上が女子になってしまい、卒業後も就職しなかったり、就職してもすぐに結婚退職してしまうことで、大学の教育機関としての意義が失われてしまっているとか、大学への補助金が無駄になっているとか・・・そんな内容だったはず。その状態が恒常化して、さらには経済学部や法学部にも女子学生が進出してきたので、ことさらに亡国論を聞くこともなくなってしまったけど・・・。
それでも、ポスト団塊世代、団塊世代と団塊ジュニア世代との狭間のわたしが大学に入学する頃には、女子の就職率も上がり、半強制的結婚退職の慣習にもかげりが見え始めていた。なにより世代人口が少なくなったので、女子だろうがなんだろうが採用する企業が増えたと言うことだろう。
さて、昨今の少子化による大学全入時代。もはや、大学は学生の質やレベルを選り好みする余裕もなく、本来であれば大学で学ぶ必要のない子たちまで合格させる。当然、一部のブランド大学以外はバカばかりになる。もはや、「女子大生亡国論」から「女子」がとれて、「大学生亡国論」という時代になってしまった感じがする^^;
ハッキリ言って、大学が多すぎるんだろうな。財政危機の折、どうしようもない大学への補助金という名の税金投入はいかがなものか・・・。終身雇用、年功序列が崩壊したいま、終身所得で言えば高卒の方が高くなったという話も聞く。だから、もっと高卒の子を活かす企業が増えて、高卒の子たちが胸を張って働ける世の中を作るべきじゃないだろうか。・・・とはいえ、バカじゃ困るんだけど^^;;